2012年3月20日火曜日

将棋・囲碁のプロはそれで食って行ける人が多いのに、なぜ麻雀のプロは食っていけ...

将棋・囲碁のプロはそれで食って行ける人が多いのに、なぜ麻雀のプロは食っていけないのですか。


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hunter_punchさん、こんばんは。



私は、高校時代、将棋部に在籍し、雀荘に勤めたことがあるオッサンです。



質問についてですが、

将棋のプロと麻雀のプロとでは、「プロ」の定義がまったく違います。



将棋のプロになるには、抜群の実力が必要です。

巷の将棋クラブで最強の指し手であっても、駆け出しのプロにすら勝てないのが当たり前です。

勝って実力を示すことによって、給料や、賞金を手に入れて、プロを名乗ります。

将棋のプロの背骨は棋力です。



ところが、麻雀のプロになるのには、抜群の実力は必要ないのです。

本1冊程度の知識と、まともに麻雀が打てる技術があれば、

巷の雀荘で負け越すような実力でもプロになれます。

麻雀のプロの背骨は雀力・・・ではありません。

麻雀の普及に努めると約束して、協会に会費を払い続けることが背骨です。



では、将棋の真剣師にあたる、雀ゴロなどと呼ばれる人はどうか。

麻雀の収入だけで生活していこうとすると、

・目標が月収40万

・実際の年収が400万

のラインはクリアしていないと、おままごとレベル。プロとはいえません。

何の保障もない雀ゴロにとって、貯金を増やしていくことは、絶対ですから。

これって、警察に捕まらないレートで打ってたら、達成できないんですよ・・・。

いろんな理由で。

最低でもリャンピン(1000点=200円)か、それ以上のレートで打たないと。



ということで、表の世界に麻雀で食っていける人はいません。



結局のところ、

麻雀のプロとは、麻雀に携わって食っていく人のことで、

勝って実力を示して食っていく人のことではないのです。



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麻雀において、「プロ」とは、ぶっちゃけた話、売名の為の肩書きです。





現代の「麻雀のプロ」とは、数ある麻雀団体のいずれかに所属し、参加費を支払った上で強制的に大会に参加させられる人のことを指します。いずれの団体も、ごたいそうな理念を掲げていますが、その理念に基づく行動は、プロ雀士には微塵も感じられません。そんなものだけでは食っていけないのは当然ですね。



麻雀団体の経営者は、さぞ儲かっていることでしょう。


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・棋士のように給料が出ない。

・大会に参加すると、対局料がもらえないばかりでなく、参加費用を払わなければならない。

・しかも優勝しても賞金30万円とかショボイ。

・賞金300万円とかの大会もたまにはあるが、麻雀は運が左右することが多いので、強いプロが確実に勝つとは言えない。

・もし、強いプロが確実に勝つとしても、弱いプロは結局食っていけない。



将棋でいう真剣士のように、街の雀荘で食っているプロはたくさんいますよ。

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