2012年3月12日月曜日

10秒将棋は果たしてダメなのか?

10秒将棋は果たしてダメなのか?

ハンゲームの将棋の魅力といえば10秒将棋が出来ることだと思っています。



「10秒将棋ばかり指していると考え方が雑になる」とか

「あんなの相手のミスで勝ってるだけ」とか言われたりします。



しかし、ミスで勝ってるだけは、逆をいえばミスで負けているともいえますし、

考え方が雑になっていたら現在、達人や名人にまでは行けていません。



なので、私としては「それは10秒将棋を知らない、甘く見ている」発言だと思うのですが、

実際のところいかがでしょうか?


|||



「10秒将棋は有効かどうか」はその人の棋力によると思います。

だいたい初段~2段ぐらいの人達であれば、定跡も今一ですし、大局観や読みの力もまだ不十分ですよね。

そういう人達が10秒将棋をやっても、将棋は雑になるだけで、やらないほうがいいでしょう。

しかし3段以上ぐらいの人達であれば、定跡についてもまずまずですし、大局観や読みも「そこそこしっかり」していますね。

一般にトッププロ棋士であれば、「1秒間に3手」読めると言われています。10秒であれば30手ですね。アマ3段レベルではとてもそういう訳にはいかないでしょうが、「集中して読めば」10秒間に10手ぐらいは読めるのでは。10手ずつも読むことができれば、かなりしっかりした将棋が指せるはずです。

つまり、弱い人が10秒将棋を指すと将棋が雑になるが、ある程度強い人が「集中して」10秒将棋に臨めば、将棋はそう雑になることはなく、「読みに対する集中力を養うのに有効」ということになる思います。そういうことをやることによって、今まで10秒で10手ぐらいしか読めなかったのが、15手、20手と「読みが速く」なると思います。



|||



十秒将棋は直感力を鍛えるだけと割り切りましょうやりすぎると読みが弱くなります


|||



他の方も言われていますが、10秒将棋は直感力を鍛えるだけのものと割り切った方が効果がでるような気がします。



他の持ち時間の将棋と10秒将棋は全くの別のゲームと考えておいた方が良いと思います。


|||



直感力などを鍛えるという意味ではプラスだと思います



ただ読みを鍛えるにはある程度持ち時間をかけてやらなくてはいけないと思います



10秒将棋をメインの勉強法にするのはどうかとは思いますが、トレーニングの一つとしては効果的と思います


|||



私は過去に10秒将棋を指し過ぎて弱くなったことがあります。

これは意見ではなく客観的事実なので書いておきます。

思考、読みが雑になる、この見解はプロでも一致しています。

事実である以上、これ以上は答えようがありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿