なんで将棋のプロ棋士は囲碁のプロと比べるとかなり少ないのですか? ファンの数は大差ないように感じるのですが
将棋ソフトの棋力がプロ棋士に接近してきたこととなにか関係はあるのでしょうか??
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日本の囲碁人口と将棋人口を比較すると将棋が圧倒的に多い。ただし将棋ファンは「専門棋士にお金を払って指導を受けよう」と考える人が遥かに少ないのです。
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もうひとつ考えられるのは、日本棋院は財団法人ですが、将棋連盟は社団法人で、棋士がその社員ですので、その社員の権利や利益を維持する傾向があるというのがあるのではないでしょうか。
つまり、将棋は棋士が食いはぐれないように人数を少なめに維持しているということです。
囲碁のようにどんどんプロを作って裾野を広げて大勢が頂点を目指すという形にしたほうがレベルの維持という点ではよいのかもしれませんが、将棋には、その分、厳しい奨励会制度があり、実力は常に高く維持できているようです。
あまり強くない人を含めると、ファンの数は圧倒的に将棋が多いでしょう。
それは将棋はそれなりに指せるようになるのに、さほど大変ではないからです。これがレッスン市場を狭め、棋士を少なく保たせざるをえないのだと思います。しかし、子供でも独力で覚え強くなることができ、その分、ゲーム才能をある人の多くは将棋に流れてしまいます。
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囲碁は将棋に比べ競技人口が約半数と少ないため、積極的に普及活動を行わないと衰退してしまうという危惧があります、そのためプロ棋士の人数を将棋の約3倍の400人以上で普及に努めています、収入もトッププロは将棋のトップと遜色ないレベルですが、低段の場合100万円前後の年間賞金であり将棋より低所得で厳しい世界です。
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単純に制度の差です。将棋は基本的に年に4人しかプロになれません。将棋ソフトの棋力がプロに接近してきたのは、プログラマーの人たちにとって将棋ソフトの開発がそれだけ魅力のある分野だったということでしょう。どちらのソフト開発が難しいかは知りませんが。ちなみに、日本国内ではファンの数は将棋のほうが少し多かったと思います。
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将棋は日本では非常にメジャーですが、海外では囲碁ほどあまりよく知られていないようです。
反対に、囲碁は日本以外のアジアの国でも非常に盛んですし、日本で活躍しているプロの方も韓国や台湾出身の方などが何人もいらっしゃいます。
ですので、総合的な将棋と囲碁のプロの人数の差というのは、世界的な知名度の差ということが理由ではないかと思います。
以前に囲碁をテーマにした漫画があったことも、もしかしたら理由の一端を担っているかもしれません。
子どもにとっては、より柔軟な発想が生かせる囲碁の方が人気が高いようです。
また、囲碁の所謂「究極の一手」というのは、未だにみつけられていないのだそうです。それに対して、将棋は非常に研究が進んでいると言われています。
もともと、手筋を読んで理詰めで考える方が強い将棋と、どちらかというと発想力(?)の囲碁だと、ゲームの性質も違ってくると思います。右脳と左脳、のような感じで…。
ソフト開発の進行度の差は、そういった「脳」の使う部分の違いにもあるのかもしれません…。
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