将棋の棋譜鑑定お願いします。
1局分では棋力が分かりにくいと思い2局分載せました。
2局とも自分が先手です。
2局目は文字数の関係で別の質問のところにあります。
面倒ですがそちらも見ていただけるとありがたいです
よかったところや悪かったところ、それと自分のだいたいの棋力も知りたいので
教えてください。
1局目
1 7六歩
2 3四歩
3 6六歩
4 8四歩
5 7八銀
6 6二銀
7 7七銀
8 5四歩
9 7八金
10 3二金
11 5八金
12 8五歩
13 7九角
14 4四歩
15 6九玉
16 4二銀
17 6八角
18 3三角
19 7九玉
20 4一玉
21 8八玉
22 7四歩
23 6七金
24 3一玉
25 5六歩
26 5二金
27 4八銀
28 2二玉
29 2六歩
30 7二飛
31 5七銀
32 7三銀
33 3六歩
34 8四銀
35 4六銀
36 7五歩
37 7五歩
38 7五銀
39 7六歩打
40 8四銀
41 3五歩
42 4三金
43 3八飛
44 3五歩
45 3五銀
46 5一銀
47 1六歩
48 4二角
49 3四歩打
50 3一玉
51 1七桂
52 7五歩打
53 7五歩
54 6四角
55 4六角
56 7五銀
57 7六歩打
58 4六角
59 4六歩
60 4七角打
61 3七飛
62 2九角成
63 2五桂
64 1九馬
65 3六飛
66 1八馬
67 3八飛
68 2七馬
69 6一角打
70 7一飛
71 4三角成
72 4三金
73 3三桂成
74 3三桂
75 3三歩成
76 3三金
77 4四銀
78 3八馬
79 3三銀成
80 3二歩打
81 4三金打
82 1二飛打
83 2三成銀
84 4二歩打
85 1二成銀
86 1二香
87 3四桂打
88 4三歩
89 1一飛打
90 2一歩打
91 2一飛成
92 2一玉
93 2二金打
94 投了
2局目は文字数などの関係でもう一つ別の質問に載せるので
そちらのほうも見て総合的に判定していただけるとありがたいです。
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1、2局目とも序盤は初級者クラス。棋書を読み、プロの実戦譜を並べて序盤の感覚を磨いて欲しい。▲7七銀(7)は相当甘い。後手の角道が直通しているのに先手だけ二重に角道を止めてはいけない。▲4八銀が普通。後手がどういう作戦か分からない段階で矢倉に決め打ちしてしまうのが悪いのだ。ここら辺が分かっていないと急戦矢倉や矢倉中飛車、右四間飛車にいっぺんに吹っ飛ばされてしまう。
中終盤は5級ぐらいはありそう。▲1六歩(47)は緩手。▲4六角▽7三銀▲1六歩で圧勝ペース。本譜は先に▽6四角と覗かれたのでかなり形勢を損ねている。▲6一角(69)飛車を逃げなかったのは非常に良い。▲3三歩成(75)では▲4四銀でほぼ終了形。▲1二成銀(85)では▲3三桂で必死。▲3四桂(87)では▲4一飛以下詰みです。切れ味は悪いけど着実に寄せ形をつくろうという姿勢は評価できるけどまだまだです。
2局目は▽3三桂(26)が大悪手で▲3五歩(27)で終わっている将棋なのに、140手もかかっているのは勝ち身が遅すぎる。
▲3四歩(49)では▲5五歩で後手お手上げ。▽3四同飛(54)では▽3二銀ならまだまだこれから。▲2四歩▽同歩▲同角ぐらいだろうけど、▽3五歩▲同飛▽2三歩▲3三銀不成▽同銀▲同角成▽同角▲同飛成▽2四飛で勝負形にされてしまう。▲5五香(75)では▲2一竜▽4二銀▲4一飛で投了でしょう。後手のスカタンの香車を相手にしすぎです。2局目で満足してもらっては困る。大いに反省していただきたい。
【補足】
序盤は矢倉以前に序盤の考え方をつかむこと。
Amazon.co.jp: 将棋序盤の指し方入門 羽生善治のみるみる強くなる 羽生善治 本
終盤は寄り形、詰み形に明るくなること。
Amazon.co.jp: 必殺!! 詰めと必死と寄せ300題 森 鶏二, 羽生 善治 本
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矢倉戦なら『矢倉の急所』→著書:森内九段の本が詳しいのでいいのではないかと思います。私も矢倉戦が一番得意(先手37銀戦法が勝率も一番高いですし、大好きです。)ですのでこの本は貴重品です。尚、最近発売された『最新の矢倉37銀戦法』→著書:屋敷九段の本も良いと思います。(購入したが、まだ本の中身を見る時間がないです。チラ見程度です。)
終盤力を高める方法
1.詰め将棋を勉強する事です。
2.必死問題を勉強する事です。
3.速度計算を勉強する事です。
以下の本がお勧めです。
『ミラクル終盤術』 → 著書:羽生名人 かなり昔の本です。10年以上前の本です。
私の将棋本の中では貴重品です。購入する価値は相当高いです。
『寄せが見える本』 → 著書:森九段
『寄せの手筋200』 → 著書:金子タカシ氏
『谷川流寄せの法則』 → 著書:谷川九段
『羽生善治の終盤術』 → 著書:羽生名人 難しい本です。ちょっと読みにくい感じもします。まだ殆ど勉強してない本です。
全部購入する必要はないかも知れません。(私は全部購入してます)アマゾンでレビューを閲覧して評価を確認して自分に合った本を購入するといいんじゃないでしょうか?
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47手目▲1六歩、こういう端の歩は戦いの前に突いておくものです。本棋譜のように開戦後だと証文の出し遅れになることが多い。この将棋は後手が雁木に組まれた場合先手としては攻めが間に合うかどうか、という展開です。△4三銀から角を転回する構想なら端に手がかかってない分間に合うかもしれないので先手は本譜のようにうまくはいかなかったでしょう。
後手角の頭を攻めようという着眼点はよいと思います。しかし本譜は△4三金の悪形に助けられた印象です。△4二角と頑張られたら▲6五歩と反発するくらいでないといけない。8四銀が浮いているので▲5七角が厳しいのです。▲6五歩△7三桂▲5七角△7五歩▲6六角△6五桂▲4四銀△7七桂成▲同金直△4四金▲3四桂となれば必勝形でした。
54手目△6四角には▲5五歩△同角▲4六銀と先手で受けて飛車を後手玉に直通させる発想を持ちたい。
飛車を見切って寄せに行く判断は見事。ただし見切るなら早い方がよく、逃げ回って香を献上する必要はありません。△4七角に▲4四銀△3八角成▲4三銀成△同金▲6一角△4二飛▲3三金で分かりやすく勝てました。
この棋譜だけ見たらまだ形の意味や応用までには至らない級位者という印象です。
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