将棋の故・大山康晴名人に
ついて!
大山名人は、番外戦術がかなりキツかったと聞いていますが、
もし彼が番外戦を全くせず、純粋な棋力のみで勝負する人だったら、
ここまでの成績は残せたでしょうか?
もちろん、勝負に徹する姿勢はすごいなあと思います。
もしくは、プロはみんな番外戦をしてるものなんですかね?
それも含めて棋力なんでしょうか?
あまり詳しくないので・・・
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大山名人の盤外戦術は、タイトル戦では有名ですが、
盤上戦術も巧みでしたよ。
催眠術がかかったように、終盤に逆転されてしまうのです。
あとで考えると、何で悪手を指してしまったのだろうと思うの
ですが、相手の心理を読みながら、間違えるように誘導
しているのです。
森九段などは、大山名人と指すと、終盤催眠術に掛かると
信じていて、指すたびに席を外して、モニターテレビを見て、
大山名人が指すと戻ったらしいです。
心理戦に非常に長けていた勝負師だったのだと思います。
将棋には「将棋に勝って勝負に負けた」という言葉もあります。
勝負となれば、純粋な棋力だけでなく、心理的駆け引きも重要です。
今の人は、盤外戦術とかないでしょうが、盤外戦術なしでも
大山名人はすごい成績を残したと思いますよ。
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歴代の名人経験者はみな盤外戦術、心理戦の大家でした。木村は禁煙中の相手の顔に容赦なくタバコの煙を吐きかける、升田は殊更に決め手をそっと指す、中原は比較的そういう技を用いない人でしたが大内八段との名人戦最終局において誰が見ても劣勢でこの一手しかない局面で中座してなかなか戻って来ない、それが大内のあせりを呼びました。これも盤外戦術といえなくもないと思います。ひふみんは…敵に不快感を与えることは間違いないがこりゃ意図的のものでは無く人間性の問題でしょう。
大山は無論一流の名人ですが、何期かは盤外で稼いだと言えるでしょう。
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「修羅の門」という漫画の「実力は充分にありながら・・・勝つためには何でもする」という台詞を思い出します。盤上の技術もさる事ながら相手の心理を読む事にも長けた人でした。
66歳で棋王戦の挑戦を決めた時、負けた田丸昇八段の前で記者達と5番勝負の話をし出したその姿を見ていたある棋士は「流石に空前絶後の巨人だ」と思ったそうです。こうやって相手に対してコンプレックスを植え付けてきた訳です。(その将棋は抜群の大局観で序盤から圧倒しました)
「何故、棋士になったのか?それは幸せな人生を送るためだ。勝ち続ける事が私の人生だ」
その言葉を残した大山康晴15世名人は、まさに将棋に勝つために人生の全てを捧げました。ゴルフを始めて「ゴルフはあまりにも気持ちがいいのでやめた」という話も有名です。適度に不健康であった方が将棋にはいい・・・独特の感覚です。海に行っても膝下かくるぶしだかその辺りの深さの所までしか入らなかった、とか。
盤外戦術が全く通じなかったのが、自分のやりたい事を自然に振舞う中原誠16世名人でした。そうして世代交代となった訳です。
盤外戦術抜きだったとしたら、それでも凄い成績は残したと思います。ただ晩年のA級順位戦での頑張り、あれは『お客さん』を作っていた事もかなり大きかったように思います。存命でさえあれば70歳A級を実現していましたが、どこかで陥落していたような気もします。
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大山名人は、すごかったです;;
うちにその時代の将棋世界があるのですが、
相手の思考時間に話かけたり、もうプロとは思えません。
しかし、番外戦術にすっぽりはまったのは山田道美さんですw
山田定跡のあのヒトですw
山田さんは、大山の番外戦術にまんまとはまり、自分を取り乱し、優勢なところからも負けてしまいました。
ちなみに、大山名人は番外戦術しなくても、これぐらいは残せたと思います。 なぜなら、弱い奴が番外戦術をしても弱いからです。
あと、プロは番外戦術はしません。反則ではないですが、一種のモラルです。
あと、恥ずかしいですしね^^;
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